こんにちは、し~るです!
今回は、私のお勧めの本をちょっとだけ紹介していこうと思います!
皆さんは本を読みますか?し~るは学生時代、かなり読む方だったのですが、社会人になってからはガクッと読書をする頻度が減り、月に1冊程度しか読まなくなってしまいました…
そんな中でも、この本すごく面白い!感動した!と感じる本はいくつもあります。その感動を是非、共有させてください。
1冊目『いつもの木曜日』青山美智子 著
「人と比べず、自分を受け入れる」頭ではわかっていても、つい周囲の評価や他人の生き方に揺さぶられてしまう。そんな私たちにそっと寄り添ってくれる一冊が、青山美智子さんの『いつもの木曜日』です。
【あらすじ】
この本はカフェで木曜日にだけ店番をする女性と彼女のもとを訪れる様々な人々とも心の交流を描いた物語です。登場人物たちはそれぞれに小さな悩みや葛藤を抱ええていて、時にすれ違いながらも、木曜日という一日を通じて何かを受け取り、少しだけ前を向いていきます。
大きな事件は起こりません。でも、日常の中で見落としがちな「気持ちの揺らぎ」や「他者とのさりげないつながり」に丁寧に光が当てられ、読者の心にじんわりとしみてきます。
自分の現在地を肯定する読書体験
この本を読むと、完璧じゃなくてもいい、張り合わなくてもいい、自分の人生をそのまま認めていいんだと、そっと背中を押してもらえる感覚があります。仕事に追われ、日々の成果や評価に縛られがちな現代人にとって、自分を肯定するこの感覚はとても貴重だと思います。
自分のルールで生きるという選択
社会な中で生きていると、「こうするべき」「こうあらねば」が多くなりがちです。でもこの物語は、「誰にも合わせなくていい」「自分のルールで生きてもいい」と教えてくれます。
多少のルール違反も、ピリピリせず受け入れる柔軟さ。その一方で、自分の心に正直に生きる強さ。それは、成熟した「大人」として必要な資質ではないでしょうか?
『いつもの木曜日』は週末の夜にゆっくりと読みたい、やさしく深い一冊です。
2冊目『檸檬』梶井基次郎(乙女の本棚シリーズ)
「文学」と聞くと少し身構えてしまう人もいるかもしれません。難しい言葉、古い言い回し、重いテーマ…それを打ち破ってくれるシリーズがあります。
それが、今回おすすめするイラストと文学を融合させた【乙女の本棚シリーズ】です。
今回はその中から、梶井基次郎の名作『檸檬(れもん)』をご紹介します!
乙女の本棚シリーズとは?
「乙女の本棚」は古典文学作品に現代の人気イラストレーターの美しい挿絵を加えた、まさに”大人の絵本”の様なシリーズです。ネットやゲームで見たことのあるイラストレーターさんのイラストがたくさん見られるだけでなく、文学にも触れることが出来るお得(笑)な本となっています。
40ページほどのボリュームなので、読書の習慣のない人でも、コーヒーブレイクの間に読み切れる手軽さが魅力です!短くても内容は本物。文学のエッセンスがギュッと詰まっています。
梶井基次郎の『檸檬』の魅力
『檸檬』は1925年に発表された短編ですが、驚くほど現代的な文体で書かれており、非常に読みやすい作品です。
主人公は鬱々とした心の状態の中でふと手に取った「檸檬」という果実に魅せられ、それを通して一瞬の高揚感や自由を得る…そんな静かで感覚的な物語です。
忙しい人にこそおすすめしたい理由
現代を生きる私たちは、効率や成果を求めるあまり、「感じる」という行為を後回しにしがちです。
でもこの『檸檬』は、感覚を開放する読書体験を与えてくれます。
文字のリズム、色彩の描写、主人公の心の揺らぎ。それらを美しいイラストとともに味わうことで、まるでアート作品を眺めるような癒しを得られるのです。
ストレスフルな日常の中で、ほんの数分、自分の内側に目を向ける。そのきっかけとして『檸檬』は最適な一冊と言えるでしょう。
いかがでしたか?
現代は「活字離れ」が深刻で2028年までに本屋はすべて消えてしまう…なんてことを言う人もいます。
ですので、ちょっとでも紙の本に触れて欲しいなぁという気持ちでこの記事を書かせてもらいました!
これからも不定期に本の紹介をさせてもらえることになったので、次回も楽しみにして頂けると幸いです!
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