こんにちは。けんけんです。
今回は身近にある物に焦点を当ててブログを書いてみました。
多くの方々が一度は必ず使ったことがある便利グッズ。
ポストイット(ふせん)です!
私も学生の頃は、教科書や問題集にペタペタ貼っていました。
社会人になるとメモ書きや伝言、タスクリストなど使い方は様々です。
私自身も日々の業務で、伝達事項を書く、仕入れ担当商品の注意事項を格納場所に貼る、リマインダーとして利用するなど、とても役に立っています!
あと、弊社ではこのような活用法もあります↓
これは商品名やサイズ表示がないものにピッキングする方が商品コード、品番をポストイットに書いて貼っています。出荷検品する側にとってわかりやすく、ミスなく出荷できるような工夫をしております。
グラスやカトラリー類のサンプル出荷もこのようにします。
そして当たり前のようにいろんな場面で使用している内に、
「この商品いつ頃から使われているのだろうか?作られた経緯は?」とふと疑問に思ったので、深掘りしようと検索してみたら興味深い内容だったので、ブログ記事にしてみたいと考えました!
まとめた内容がこちらになります↓↓↓
「強力な接着剤」を目指して生まれた“弱すぎるノリ”
きっかけは「失敗」から始まった!
1970年代、米国の大手化学メーカ3M社で研究開発に従事していた科学者、スペンサー・シルバー博士は、高性能な接着剤を開発しようとしていました。
しかし、その実験で生まれたのは「強力にくっつかず、何度も貼って剥がせる」という、当初の目的とはかけ離れた接着剤でした。
一般的には「失敗」とみなされるような結果でしたが、シルバー博士はこの接着剤を「ユニークな特性を持つ新素材」と捉え、社内での共有を続けていました。
普通なら「これは失敗作だ」と片付けられてしまいそうなもの。でも、ここからすべてが始まるのです。
“使い道のなかった技術”が実用化されるまで
数年後、同じく3Mの社員であるアート・フライ氏が、教会の聖歌隊で楽譜にしおりをつける方法に困っていたところ、
「ページを傷つけずに貼って剥がせるノリがあれば…」という着想から、シルバー博士の接着剤を思い出します。
このアイデアをきっかけに、プロトタイプのメモが作られ、試作品として3M社内や一部の顧客に配布されたところ、高評価を得るようになります。
製品化と市場への展開
当初は社内でも「こんなもの売れるのか?」との声もありましたが、実際に試供品として使ってもらうことで市場のニーズが見えてきました。
1980年、「Post-it Note(ポストイット・ノート)」として正式に発売されると、その利便性と直感的な使いやすさが評価され、オフィス・家庭・教育現場を問わず広く普及していきます。今では世界中の文房具の定番に!
ポストイットの誕生は、単なる偶然ではなく、
・「失敗」を即座に切り捨てなかった柔軟性
・異なる視点を持つ人材の連携
・実際の使用を通じたフィードバックの活用
といった3Mの企業文化があってこそ実現しました。
この事例は、新規事業や製品開発においても「一見使えなさそうなアイデアに価値が潜んでいる」可能性があるということです。
まとめ
「偶然×着想×行動」=イノベーション
ポストイットのように、目の前の“失敗”に見える出来事が、次の革新のヒントになることがあります。
ビジネスの現場でも、そうした「発想の転換」や「実験を許容する環境づくり」が、次のヒットを生む鍵になるかもしれません。
ポストイットの誕生は偶然の産物ですが、行動し、チャレンジしたからこそ出来たものでした。今回考えさせられたのは、本当の失敗とは、何もしないことなのではないかと思いました。
弊社でも3Mさんの商品を取り扱っていますので、是非見てくださいね!
スポンジなどの清掃用具だけでなく、ポストイットもございます。
https://www.ebematsu.co.jp/catalogindex_vol25/
それではまた今度―。
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