こんにちは、ぐるっとキッチン編集部のMr.Kです。
いつもご愛読いただきありがとうございます!(感謝)
これからもフードビジネスや自社の情報はもちろん、皆さんの気になるネタをゆる~く配信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
さて、先日投稿した燕市の老舗カトラリーメーカー㈱サクライさんの記事ですが、もうチェックしていただけましたでしょうか? まだの方は是非↓↓↓
今回はその第2部となります 。
前回の最後にチョッと触れましたが、タイトルにもある「スーパー700」。
なんだかとっても速そう⁉な名前ですよね(このフレーズ前回も使いましたが個人的に気に入ってしまいましたw)
サクライさんが展開するSAKSブランドの中でも最高級のカトラリーシリーズです。
最高級と称されるSUS316L(JIS規格)をカトラリーに初めて採用。 一般的なカトラリーとの違いはその耐摩耗性! 他社では真似のできない表面硬化処理で輝きや美しさを永く保ち続ける。
要するに『キズがつきにくく、いつまでもピッカピカ』
そんな夢のようなカトラリーのことです。
では果たして「キズがつきにくい」というのは本当なのでしょうか?気になるところですよね。
ではMr.K自らそれを証明して差し上げましょう!(偉そう)
左がスーパー700、そして右が普通のステンレス、それぞれの板材を用意しました。
※写真の18-8ステンレスも業務用として汎用性の高い高級ステンレスで、ここでの「普通のステンレス」という表現はスーパー700のような表面処理が施されていないという意味です。
それではこの両者を同時にゴシゴシ擦ってみましょう!
でもただ擦るんじゃ面白くないので、金属性のワイヤーブラシでやってみます(よい子はマネしないでください) ちなみにこんなヤツ↓↓↓
では皆さんには歴史の証人になっていただきます!(大袈裟)
さぁいきますよ、よ~いスタート!
なんということでしょう!(ビフォーアフター風)
ご覧の通りスーパー700にはほとんどキズが入ってなくピッカピカのまま!
対する18-8ステンレスには細かい無数のキズが入っていて、それにより輝き自体も失われているように見えますね。
(画像ではわかりづらいですが、実際は無数の細かいキズが入っております)
でもこれは至極当然のこと。
金属ブラシで擦れば、どんなステンレスだってキズだらけになるのは当たり前!
(そもそもこんなこと自体することないですが)
それだけスーパー700の表面処理が優れているということなのです。
正直私も“そうはいっても多少のキズはつくんだろうな”と思いましたが、ホントにほぼ無傷でした! これで晴れてスーパー700の実力が証明されました👏
あとの謎は“700”の数字の意味ですよね。
皆さんは『ビッカース』という言葉をご存じでしょうか?(恥ずかしながら私は知りませんでした) なかなか馴染みのない言葉です。
このビッカースとは実は“物質の硬さ”を表す尺度のひとつです。
どうやらこの数値が高ければ高いほど硬い!ということのようです。
ビッカースの記号はHV、すなわちスーパー700はHV700、になりますね。
ここで普段馴染みのある金属と比較してみると…
■アルミ:15~30
■銅:50~100
■ステンレス鋼:200~300
これらから、スーパー700の数値がいかに高い値かがおわかりいただけるかと思います。(優等生)
この数値が高いほどキズがつきにくいという解釈ができるわけです☝
※ちなみに硬いものの代表として有名なダイヤモンドは約10,000!!(異次元)
あとはその数値がとっても高いから“スーパー”ってことなんでしょうね。
スーパー700の謎も解けたところで、再びサクライさんのお話に戻りましょう。
工場で製造から研磨までの一連の作業を見せていただいた後は、再び本社に戻ってまいりました。(時系列メチャクチャ)
そしてそこにはメッチャ素敵なショールームがありましたよ。
ではショールームをご覧ください。
アフタヌーンティーのスタンドもあるんですね。
これは「おもてなしかとらりー」。
東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村食堂で選手の皆さんが使用され、各国のオリンピアンを燕の洋食器でおもてなししました。
大会後は市内の福祉施設や学校給食で今も使用されています。(いい話)
フレンチの巨匠ジョエル・ロブションと共同で開発したシリーズ。
フォルムはもちろん重さ、使いやすさまでロブション自身のこだわりが反映されています。
金属カトラリーに天然綿を組み合わせた「布着せカトラリー」の「コージー」。
手触りも柔らかく、カトラリー同士の接触音もグッと抑えられます(とてもエレガント)
ありました!今回の主役「スーパー700」、「ゼウス」というシリーズです。
写真中央は新品未使用のスーパー700、向かって右は10年以上使用したもの、そして左はな、なんと20年使用のスーパー700です(全く一緒)。
約束された永遠の輝きがここにありました✨(我ながらいいフレーズ)
かわいいぬいぐるみに癒されていたその時です。
どうやらあの方がいらっしゃったようです。
皆さん、大変長らくお待たせいたしました(お待たせしすぎたのかもしれませんっ)
では登場していただきましょう。
㈱サクライ 代表取締役社長 桜井知恵子さんです!
そして新社長の手にはしっかりスーパー700がww(流石です)
早速いろいろ聞いていこうと思います!
ですが今回もまたまた長くなってしまいました。
次回はいよいよインタビュー編です(まさかの3部作、全く想定外です)。
皆さんもう少しお付き合いください。
以上Mr.Kでした。
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