皆さんこんにちは、ぐるっとキッチン編集部Mr.Kです。
前回投稿から些か時間が経ってしまい、申し訳ない気持ちの今日この頃です⤵
先日とあるお客様から、『Mr.K、最近投稿頻度落ちてません⁉』なんてご指摘もいただいたりして…(この方には身バレしちゃってますww)
そんなタイミングでの東北出張、これはなんとか記事になるネタの収集が命題、いや至上命題です!
実は以前から個人的に扱いたいネタがありましたがチョッとした事情がありなかなか実現できませんでした😢(チョッとした事情については後程詳しく)。
今回ようやく投稿の運びとなりました👏
おいしいグルメ満載の仙台市、牛タン・ずんだ・笹かま・海鮮・最近は仙台マーボー焼きそばなんてのもあるんですよ☝
※過去の仙台グルメ関連の記事もよろしければ是非↓
そんな仙台市ですが、実はとあるメニュー発祥の地なのですが、皆さんご存じでしょうか?
知ってる人は知ってると思うけど、割と知らない人も多いのでは⁉
(恥ずかしながら、かなり前から仙台へ行っていますが、私この事知ったの、ほんの数年前です)。
野菜から海鮮までいろんな具が乗った、ちょうどこれからの暑い時期にピッタリな、「○○○○○始めました!」なんて幟が有名なあの麺料理ですよ!
まぁサムネ画像でほぼバレバレですね💦
はい、『冷やし中華』です!
そーなんです、冷やし中華って仙台市が発祥だったんですね~(※ただし諸説あるようです)。
それでは、「日本が生んだ夏の定番」、冷やし中華の歴史を探ってみましょう!
その元祖は仙台市のとある中華料理店が有力といわれております(※あくまでも諸説ございます)。
時は長期間に渡る日中戦争が勃発した1937年(昭和12年)にまでさかのぼります。
東北地方とはいえ夏は非常に暑く、どうしても熱くて辛いイメージがある中華料理は敬遠されがちで売上が伸び悩んだそうです。
東北を代表する仙台七夕祭りがあるこの時期に全国から集まる観光客を集客し、売上を伸ばす打開策として考案されたのが冷やし中華なのです。
そしてこの頃誕生した冷やし中華は、戦後次第に全国的に普及していきます。
物資の乏しかった戦前に比べ、戦後は食材の供給も豊かになり、細く切った具材を盛り付ける現代のスタイルが確立されていたそうです。
そして一般家庭向けの冷やし中華の販売も普及の後押しとなりました。
生麺と液状のタレがセットなった商品は当時かなり画期的だったみたいです!
またタレや具材を変えるだけでいろんなアレンジができるのもウケたみたいです。
確かにそのご家庭によって味も見た目も違いますよね?
皆さんの家はどんな味ですか?
大きくは『しょう油』か『ゴマダレ』あたりでしょうかね⁉
酢を加えて甘酸っぱくしたり、地域によってはマヨネーズかけたりしますね☝
そして、仙台市には季節を問わず一年を通して冷やし中華が食べられるお店があります!(さすが発祥の地)
そして発祥のお店といわれているのがこちらです↓↓
なんですが、
そこは天邪鬼のMr.K、あえて違うお店に行ってみました!
そのお店がこちら↓↓
『中国美点菜 彩華』さんです!
何故こちらの彩華さんに行こうと思ったかというと…
直感ですww。
勿論ネットの口コミとかは一応チェックはいたしましたが、最後は直感で決めました(自分を信じて)。
ここで冒頭に触れた”チョッとした事情”についてお話します(伏線回収)。
遡る事昨年12月、凍えるような寒い夜のこと、こちらの彩華さんを訪問しました。
元々ブログで扱いたい、と思っていて、「真冬に冷やし中華たべてみた!」みたいな感じで面白くできるかも…、なんて青写真を描いていたわけです。
ところが、到着した時点でお店は超満席!
多少待ってでも食べたかったのですが、この日は予約のない方は申し訳ございませんが…
そうです、食べれなかったんです(´;ω;`)ウッ………
でもこのMr.K、同じ轍はふみませんっ!
今回はちゃんと予約しました(人数聞かれたときに、一人ですって言うの、メチャクチャ恥ずかしかったです💦)
予約済のMr.K、今回は悠々の来店です。
お店の外観はこんな感じ(夜の撮影のため、写真がわかりづらい点はご容赦ください)
お店の中へ…
2階と3階がホールとなっているようですが、この日は2階のみの営業だったみたいです。
お店の中はこんな感じ、壁の絵がいかにも中華料理屋さんって感じです!
よく考えてみると、人生初のちゃんとした中華料理屋さんです(緊張)。
もはや中華料理屋さんにしかない感じの壷
写真もいいけど、ハイボールが来たのでとりあえず乾杯しましょう🥂(ひとり…)
この日も一日いっぱい喋ったので最高においしい!
なくなるのが勿体なくて、チビチビ飲みます(ハイボールの醍醐味なし)
すると、お目当てのアレがついに目の前に…
はいドーン!!
クラゲ入り五目冷やし中華 ¥1,400(税込¥1,540)
なんということでしょう!!(ビフォーアフター風に)
私の想像をはるかに凌駕するこのビジュアル!
メニュー通り頂点にクラゲが鎮座し、それを囲むように細く切られた鶏肉、チャーシュー、胡瓜、玉子が隊列をなすかのようにきれいに盛り付けられております、カニもありますね!
そしてひときは存在感を放つ大振りの海老🦐
いやぁ、なんともはや豪華なこと✨
せっかくなので、もっとアップでどうぞ↓↓
苦節半年、これが夢にまで見た発祥の地仙台の冷やし中華なのです(カンゲキ)!
タレは中華タレと胡麻タレかのどちらかを選べますが、ここは中華タレをチョイス。
(こまで着丼して数分、一向に手を付けずいろんな角度から写真を取りまくるMr.K、
お店の方の明らかに怪しいものを見るかのような視線を感じますが、なんとか誤魔化します)
が、もーガマンの限界ですっ、もう食べますっ!
いただきま~す!
コシが強めの細麺にタレがよく絡んで、どの具材ともバツグンの愛称です!
タレも酸味と甘みのバランスが絶妙、塩味もきつくなく飲めるタレした!
こりゃおいしいですわ、箸が止まりません!
そしてあっという間に完食!(ラーメンみたいに熱くないので結構瞬殺でしたww)
半年待ったのも相まってホントおいしかったです(感慨無量)!
折角中華料理屋さんに来ていますし(しかも予約までして)、まだまだ腹八分なので、もうチョッと頼みたい感じですね。
とはいっても中華初心者のMr.K、分からないときは定番というか王道を注文しておけば間違いなし、との判断でオーダーしたのがこちら↓↓
小籠包(3個)¥550(税込¥605)
中華料理屋さんが初めてですから、勿論小籠包も人生初。
これって割ると中からアッツアツのスープが溢れ出すヤツですよね!
※さも冷やし中華を食べ終わってからのオーダーみたいにいってますが、実は一緒にオーダーしていました、しっかり写りこんでいますねww
黒酢をかけて…
さぁ割ってみますよ…緊張の一瞬です
なんということでしょう!!(2回目)
もはや洪水レベル、ダムは決壊しました!
こぼさないように慎重に小籠包杓子ごとほおばります。
肉汁たっぷりのスープと餡とモッチモチの皮がお口の中で渾然一体となり、なんとも言えない幸福感です!
そしてこの小籠包に合わせるのがこれ↓↓
古越龍山 エクストラムース ショット(80㎖) ¥470(税込¥517)
紹興酒です!!(これも人生初)
中華といえば紹興酒、全く味の想像も出来ませんでしたが、大人ぶって飲んでみました。
鼻の奥にツンと広がる酸味といろんな香りが入り混ざったなんとも爽やかなお味、甘みも感じます。
もち米が原料で長いもので15年も熟成させるあたりが日本酒との違いですね。
度数は14度なので、これは日本酒と同じくらいです。
そしてこれを持ってきてくださったのがこちらのお店の代表の伊藤さんでした。
実はこの代表、これまで写真を撮りまくっていた私を最初からずっと見ていたそうです(相当怪しいヤツに見えたことでしょう)。
「もしよろしければボトルの写真も撮りますか?雰囲気がでるんじゃないですか?」
突然のお声掛け。
なんていい方なんでしょうか!
いささか驚きながらもご厚意に甘え取らせていただきました↓↓
これはお話しするチャンス!と思いこちらのお話しもしました。
ブログやっていること、そしてこちらのお店を扱いたかったこと、以前訪問したけど入れなかったこと、ついついいっぱい喋っちゃいましたww(Mr.Kの悪いクセです)
お腹もいっぱい、ほろ酔いのいい気分でそろそろお暇しようかな、と思っていたその時です、
再び現れた伊藤代表、そして…
「いや頼んでいませんけど?」とお伝えしたところ、
「以前お越しいただいた時にご案内できず、申し訳ございませんでした。せめてものお詫びです。常連のお客様にはよくするサービスなので、遠慮なく召し上がってください。」
神です、ここに神がいました!!
常連でもなんでもない、もう2度と来ないかもしれない私のような者に対してこの対応、あり得ません。
「こうしてわざわざ来ていただいたことが有り難いです、是非またいらっしゃってくださいね。」
なんともいえない気持ちでした、外食してこんな気持ちになったの初めてです。
有り難くて嬉しくて、お腹だけでなく心まで満たされました!
恐らくお店としてはしごく当たり前の対応をしただけなのかもしれません。
でも明らかに一見の私に対してのサービス、そしてそのさり気なさがまたかっこ良過ぎます(ただただ感動でした)。
帰り際に名刺交換もさせていただき、こちらの素性も明らかにいたしました。
「燕市知ってますよ、調理道具とか有名ですよね」(燕ってホント有名)
お困りのことがあれば、遠慮なく連絡ください、とお伝えしました。
という訳で人生初の中華は思いがけず忘れられないまさに“プライスレス”な時間となりました!
いいお店との出会いってある種『奇跡』みたいなもんですよね!
そしてこちらのお店に行った私の目にも狂いはなかった、ってことです。
変なお客だったと思いますが、快く受け入れてくださった彩華さん、そして伊藤代表、本当にありがとうございました(涙)。
ただ中華料理ってメニューがいっぱいあっていろんなの食べたくなるから一人で行くもんじゃないですね~ww
以上Mr.Kでした。
※後日調べてみたらこの彩華さん、私の担当するパートナーさんの得意先でした。
なんでも市内でも老舗の中華屋さんでとっても人気店なんだとか。
いつか彩華さんから調理道具の注文がきたらいいなぁ。
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